〔報告〕「ゆっくり自動運転®」の公開実証実験を春日井市高蔵寺ニュータウンにて実施しました

2018/03/30


 2018年3月5日(月)に、愛知県春日井市高蔵寺ニュータウンにて、「ゆっくり自動運転®」の公開実証実験を、名古屋大学COIと春日井市、名古屋大学OPERAとの共同で実施いたしました。

 

 「ゆっくり自動運転®」とは、低速度・地域限定のドライバーレスによる移動サービスを提供する自動運転技術のことで、超小型車からバスなどの大型車両までの様々な車両に適用でき、ラストワンマイル交通、地域内交通、カーシェアリング回送、及び自動バレーパーキングなどへの応用が考えられます。
 名古屋大学COI モビリティ研究の各グループが一丸となって、その研究開発及び社会受容性調査などに取り組んでいます。

 

 今回は、昨年11月27日(日)に愛知県豊田市足助地区での公開実証実験に引き続きの開催です。
 新たに小型電気自動車(ゴルフカート)に「ゆっくり自動運転®」システムを搭載した「ゆっくりカート」を用いました。
 ゴルフカートを用いた自動運転はこれまで日本国内でいくつか実施されていますが、それらはゴルフ場で使われている「誘導線方式」(道路舗装内に埋め込まれた電線をトレースする方式)と基本的に同じ技術です。我々の「ゆっくりカート」では、3次元高精度地図とLiDAR(レーザスキャナ)を用いて自己位置推定を行う、日本で初めての試みです。

 

 昨年11月の実証実験では、一人乗り用の車両を用い、中山間地域での利用を想定しての検証でした。
 今回は、複数人が乗車可能な車両を用い、住宅街での利用を想定した検証を行いました。交差点や対向車、歩行者といった、住宅街ならではの環境におけるシステムの挙動や、地域の方の受容性などを検証しました。

 

ゆっくりカート

 

 デモに先立ち、緑ヶ丘老人憩いの家にて、名古屋大学COIの森川 高行研究リーダー(名古屋大学 未来社会創造機構 教授)と二宮 芳樹特任教授(名古屋大学 未来社会創造機構)より、「ゆっくり自動運転®」のコンセプトや利用シーンなどをご説明しました。

 

説明を受ける地域にお住まいのみなさま

 

 その後、場所を移し、緑ヶ丘老人憩いの家とナフコ石尾台店駐車場との間の、右左折があるルート(片道約400m)を巡回自動走行しました。
 当日は本降りの雨でしたが、カーブや坂道などでも安定して走行していました。途中、対向車などがいる場面もありましたが、問題なく走行できました。
 デモでは、伊藤 太 春日井市長や堀江 裕 東海北陸厚生局長も試乗し、ゆっくり自動運転®を体験いただきました。

 

当日の走行ルート

 

 今後もよりサービスイメージに近い走行実証実験を行い、自動運転サービスの社会受容性の検討などに取組んでまいります。

 

⇒愛知県豊田市五反田町での公開実証実験の様子はこちら
 ●「ゆっくり自動運転®」の公開実証実験を開催しました

 

⇒「ゆっくり自動運転®」についてもっと知りたい方は以下もご覧ください。
 ●NU COIリサーチ 「ゆっくり自動運転のチャレンジ」(動画)
 ●NU COIマガジン 第1回「ゆっくり自動運転®が拓く未来」(読み物)

 

※名古屋大学OPERA(人間機械協奏技術コンソーシアム)とは、
 名古屋大学が、国立研究開発法人科学技術振興機構の「産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)」の採択を受けて進めているものです。 
 詳しくはこちら⇒http://www.hmhs.jp/

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