「第1回CASE研究会(1/23)」を開催しました
2019/02/04
1月23日(水)、名古屋大学 ナショナルイノベーションコンプレックスにて、約40名の参加者を得て、「第1回CASE研究会」を開催しました。
「CASE研究会」は、自動車のCASE(Connected、Automated、Shared/Service、Electric)化に伴って生じる法的・社会的問題に関する研究会として、中川 由賀客員教授(名古屋大学 未来社会創造機構)の主催で、2019年1月から、毎月1回、名古屋大学COIの活動の一環として、開催していきます。
本研究会では、各回、理系・文系双方から講師を招いての講演と、参加者を交えてのディスカッションを行います。
理系・文系の分野をまたぎ、産官学の枠を越えて、情報交換を行うとともに、率直に意見を交わす場にしたいと考えています。
第1回である今回は、中村 芳生氏(法務省 法務総合研究所 研究部長)と、赤木 康宏特任准教授(名古屋大学 未来社会創造機構)を講師としてお招きしました。
参加者には、自動車関連企業、損保会社、商社、公共団体、大学研究者、そして法律実務家など、さまざまな分野の専門家の方々がいらっしゃいました。
まず、会の冒頭で中川先生が研究会の開催趣旨を説明しました。
その後、中村先生から、「自動運転の刑事責任」というテーマで、学者が検討している自動運転の刑事責任に関する考え方の概要をお話しいただきました。
続いて、赤木先生から、「自動運転システムの行動決定方法」というテーマで、自動運転システムが進路変更や発進等の行動決定を実施する際に利用する、典型的なソフトウェア設計についてお話しいただきました。〔赤木先生発表資料(クリック)〕
その後のディスカッションでは、参加者からも大変活発に発言いただきました。
今後も、毎月1回、継続的に研究会を開催し、今後の道路交通の変容に伴って生じる法的・社会的問題に関する議論を深化していきます。
会場の様子 |
|
中村先生の講演の様子 |
赤木先生の講演の様子 |
関連: